今できること〜その2 不安を見つめる

スーパーでは、レトルト食品など保存が効く食料がごっそりなくなっています。


テレビでは、新たな患者〇〇名、死者〇〇名と増加の報告。


「大丈夫」と思いながらも、そんな光景を見ると、私もザワザワします。



このザワザワの正体は不安です。


不安って、なんで湧き起こるのでしょうか?



不安って、

よく知らないもの、まだ見ぬものに抱く

ことが多いです。


「今、ここ」にないものを、あれこれ想像して、ネガティブなループにグルグルはまり込んでいく。


以前の体験と結びつけて、「ほーら、前もそうだったから、今回もやっぱりそうだ」と、過去の体験を自分の中にデータとして取り込んでしまう。


そして、「過去、こうだった。今、こうだった。だから未来もこうなるかもしれない。こうなるに違いない」と、まだ見ぬ未来を、悪い方に想像する。


「今、ここ」に、ちっともいない。


それが不安の本質です。



人間の脳は「不足」とか「恐怖」とか「不安」といったネガティブなものに惹かれる性質があるそうです。


だから、悪い想像が、大の得意なんです。


脳、おそるべし!


おまけに、テレビは不安をあおって視聴率をかせぐメディア。


それを踏まえて観ていないと、もう、ザワザワして、不安になるしかありません。


悪い想像が得意な脳、人間としてとらえ、意識的に悪い想像を良い想像に転換していく。


それが大切なのです。



コロナ騒動は、現象の一つにすぎません。


コロナに限ったことではありません。


事が起きたとき、自分はどう考え、どんな行動をとるか。


あること、ないこと、ないこと、ないことを

一生懸命に心配して、不安に思っていませんか?


右往左往して、正しくないかもしれない情報に振り回されていませんか?



そりゃね、不安になりますよ。


けど、「今、ここ」を見る。


今の私や家族、大切な人は、元気にご飯を食べて暮らしている。


今は家で仕事して、できることをやっている。


こんな中でも楽しめることを探している。


皆さんはどうですか?



このブログを読んでくださる方の多くは、赤ちゃんを待つ人ですよね。


赤ちゃんはどんな世界に包まれたいでしょうか?


どんな胎内で過ごしたいでしょうか?


不安に満ちた、お尻の穴がキュンってしそうな緊張感のある胎内に宿りたいでしょうか?


それとも「不安はいろいろあるけど、きっと大丈夫!」と前を向く雰囲気、不安の中でもどっしりとした感じの中に宿りたいでしょうか?


これからの時代に降りてくるような生命は、乗り越えられるたくましさを持ち、腰が据わってるんじゃないかなと思っています。


まずはできることをやる。

感染予防に必要なことを丁寧に実行する。

体調を整えることを、いつも以上に気をつける。

接触の機会を増やさない。

必要以上に心配しすぎない。


「今、ここ」に尽きます。