膣でいけない

膣内射精障害による不妊が、とても増えているとのこと。

先日のブログはこちら

↑↑↑


「膣でいけない」


男性不妊の患者さんの声。


泌尿器科医のセミナーで聞いてビックリしました。


原因はグリップが強いためです。


マスターベーションの握りが強いため、そのような強刺激でないと達しないようになってしまうことが原因です。

ペットボトルが変形するぐらい握ったぜ!
ペットボトルが変形するぐらい握ったぜ!

膣が敵うわけがない!

膣っていう場所はすごいんです、本当は。


つらい人は指一本通すのもつらい。

タンポン入れるのもつらい。


性行為の時にはペニスが入る。


興奮して血流が良くなると充満してきて、ペニスを包むように中が厚くなる。


出産の時には直径10㎝もある赤ちゃんの頭、そして体が通過する。


女性の人生の中で、そんなふうに自在に、臨機応変に、柔軟にも変化する膣。


強い握りにペニスが慣れてしまったら、文字どおり、こんな柔軟な膣でも敵うわけがない!!!


のです。

床オナ、壁オナという言葉も。

グリップが強いだけではありません。


床や壁に押しつけたり、本に挟んだり。


もするのかな?

そんなマスターベーションもあるみたいですね。


(急に歯切れ悪くなりますが、本に挟んだ体験等ないので言い切れない)


これは女性には理解しにくくてね。


えー!それが気持ちいいのー?となるのですが


あと、足をピンとまっすぐにしてないといけないとかも。。。


あると聞きます。



いちばんの予防は性教育

小学校高学年から、おしべとめしべの話や、魚の受精の話に始まった性教育。


どうしたら命が誕生するかということや、月経と射精の仕組みは学んだ気がします。


真正面から見た女性器の図や、横断面の男性器の図なんかも、幾度となく見てきました。


でも、清潔を保つ洗い方や、傷つけない触り方(自分に対しても相手に対しても)、適切なマスターベーションの仕方は習ってこなかったわけです。


具体的なことはこんなにも知らずに大人になっているという事実。


高校生が言ってました。

握力7キロぐらいの強さで握るのが、強すぎない力だと。


握力7キロ


分かるような、分からないような。


その話を大学の先生にしたところ

「冬のみかんを触るように男性に触れる」と教えていただきました。


熟したやわらかい冬のみかんです。

なにしろ優しく、ということだね。


ちなみに女性の陰核は「いくらを潰さないような強さ」とのこと。うーん、確かにそうかも。



思春期は「対自分」です。


成長したそののち、他者との関係をつむぐ時、相手にもそういった優しい気持ちとタッチで接することができるか。


それは「対自分」の時からの積み重ねなんでしょうね。



強い刺激に慣れちゃってる人はどうしたらいいの?

洗い方や傷つけない触れ方は幼少期から、
強く握らないことは思春期の性教育で伝えることが必要です。

では、強刺激に慣れちゃってる場合は…

メンズトレーニングカップというものがあるそうです。
こちら

ここまで懸命に、ペットボトルを握ったり、言葉を選びながら、書いてきましたが、かなり詳しく、このサイトに書かれていました…

ご参照ください…


助産師である私が支援できること

膣内射精障害のトレーニングには女性の理解が必要と、前述の泌尿器科のドクターがおっしゃっていたことが、とても印象に残っています。

そこの理解を助けることが私にできることかなと思っています。

そもそも
「マスターベーションなんていやらしい」
と思っている女性には、このトレーニングは理解できないわけです。

「なんで私とはできないの!」と責めてしまったら身も蓋もないわけです。


あなたとできるようになるためのトレーニング。
長い道のりかもしれないけど、歩み出したわけです。
そこの理解が、女性側にいります。


そして
男性の性行動には自律神経のオン、オフのバランスがいります。

リラックスと興奮という相反するものを提供する場面を、パートナーに対して、いかに作り出せるか。

これは女性の言葉、ふるまい、雰囲気が作り出せる、なせる技ではないかと思っています。


膣でいけるようになった暁には、快く迎え入れてあげよう。

気持ちも、体も。

デリケートゾーンケアをするなど、準備を今から怠らないことも、女性ができることだし、私がお伝えできることだと思っています。

ここもご参照くださいね