ご自愛

私が学んだのは全寮制のキリスト教の看護学校です。
(ちなみに門限19時!)

朝礼、夕礼では賛美歌を歌い、聖書を読みます。


聖書の中に
「自分を愛するように隣人を愛しなさい」
という言葉があります。

これは一見、「隣人を愛しなさい」の方が、強調されているように感じます。

それもそのはず。

私たちは、親や学校の先生に、小さい頃から「人に優しく」「人と仲良く」
と教えられてきたから。

ですが、大切なのは
「自分を愛するように」のところです。

自分を愛していることが大前提なのです。

自分を愛しているうえで、人を愛しなさいと言ってるのです。

自分を愛するということは
自分の心の声、思いに従うということ。

思いがあるから行動ができます。


今は何を食べたい?

今日はどの靴をはいて
どの服を着て出かけたい?

いま何をしたい?

今度の休日、どこに行きたい?


そこに理屈はいりません。

食べたいから、好きだから、なんだか気になるから
など。

心の中に素直に湧き上がる声に従って行動します。

それが自分を愛すること、つまりご自愛なんです。

不妊で悩む人たちは、このご自愛がニガテな人が多いです。

子育て中のママさんも、ニガテかもしれません。


聖書には、こういう言葉もあります。

求めなさい、そうすればあたえられます。

学生の時は、なんて自分勝手な言葉なんだ!と思ってました(笑)



「あなたがまず求めなさい」そうすれば与えられるよ!と。


あなたはなにを求めていますか?

その気持ちに、自分が寄り添って行動することが、ご自愛なのです。